19日目:残り1週間
サマプロも3週目が終わり、残り1週間となりました。
今週は、日本から学生2名がインターンが来ていて、泊まっているホテルも一緒で1回かなり深く話しこむことができました。学部3年とは、思えないぐらい優秀でモチベーションも高い人でした。
そして昨日の金曜に向けて、ボクの体調がどんどん悪くなってしまって、寝込んでしまいそうだったのですが...
KMSの山田さんにこれを貰いました。
これ飲んで寝たら完全に回復した!!
ただ、昨夜みんなBarに飲みに行ってたのに、行けやんくて悔しすぎます。
しかーし、今日の夜は浴衣BBQがあるし!
明日も、手作り料理パーティーがある!!
もう体調も万全なので、
これから洗濯とかして上海市内をうろうろしよや
これは。昨日のプレゼン資料です。
来週のプレゼンに向けて徐々にスタディー中
17日目:施設調査
今日は、施設調査へ行きました。
上海市内の虹橋・古北(ホンチャオ・グーベイ)という場所へ行ったのですが
この場所は、日本領事館があるらしく日本人街らしいです。百貨店の高島屋があったり、日本のレストラン街やデパ地下があったりと日本っぽさが多い所です。
チェックリストがあり、タイルの割や通路幅、ファサード、防火区画などを実測をおこないました。
屋上からみた風景
いかにもコピー&ペーストで計画された集合住宅がたくさん見えます。
昨日は、上海の一般家庭の住宅に入ることができました。
たしか34階ぐらいの部屋だったのですが、眺め以外は一般的な部屋だったのですが、びっくりしたのは家庭にウォーターサーバーが置いてあり使用していて、どうやら現地の人も飲み水は気をつけているみたいです。
事務所終わったあとは、KUUという上海にある建築事務所に遊びに行ってきました。
主に内装設計をしていて、主宰が日本とシンガポールの人です。この時期は、日本からのインターンも多く来るようで、昨日も日本のインターンの方が2名いました。
この事務所は、内装もかなりお洒落で、家具なども自分達で制作したものが置いてあったりしてとてもいい雰囲気でした。さらにフランス租界の場所にあるため、場所もお洒落。お洒落づくしです!!
その後、近くにある穴井さん行きつけのお店にてワインを飲みました
毎日色々あって充実〜
16日目:中間発表
サマプロも3週目に突入し、本格的に課題が忙しくなってきました。
今週は、15:00までインターンを行ってそれから課題に取り組んでいます。
インターンでは、実際に使用するプレゼン資料を手伝えるのは魅力的!!
課題は9/6の講評に向けて進めているのですが、あと1週間ちょっと
課題敷地
敷地は、上海の代表とも言える観光エリアに位置しています。
この付近は、昔の租界(外国居留地)で西洋の近代建築が立ち並んでいるおり、その近代建築が建っている街区が対象敷地になっています。
人民广场は、近くに住んでいる人が、囲碁みたいなテーブルゲームを行っていたり、結婚相手を探す張り紙があったり、遊園地があったり庶民の場所として利用されていました。
外灘は、海外観光客・国内観光客がほとんどと立ち寄る観光エリアになっています。そして沿岸部分は堤防になっており、景色が見渡せる遊歩道として利用されてます。
そして、人民广场と外灘を結ぶ南京东路があります。南京东路は、歩行者天国になっていて大型の百貨店や、商業施設が多く建ち並んでいます。
人民广场⇄外灘
このように、多くの人が通る交差場所が今回の対象敷地になっています。
・対象敷地
左3つのを含む街区が、対象敷地です。向かって正面部分には、銀行やブランドのテナント・ホテルなどが入っています。
・敷地から浦東をみた風景です。
観光客は、この風景を見たり写真に撮るために訪れています。
中間発表資料
提案内容
上海の外灘の黄浦公園という場所は、初めて上海に観光に来たら1度は訪れる場所です。観光客は、外灘にある上海アールデコ建築群・浦東の高層ビル群の風景を見るために立ち寄ります。
人が風景を「見る」という目的があるために成り立っています。
この黄浦公園(堤防部分)の機能を高層ビルに組み込む事で、オフィス利用者以外も多くの人を集めることができるのではないだろうか。
中間発表の様子
事務所の方も多く聞いていただきました。
これからは、形態やプレゼンのPPTの作り込みを行います。
14日目:杭州ツアー
昨日は、KMS主催の杭州バスツアーに参加させていただきました。
上海にいる建築関係者30名くらいの大所帯で行きました。ちなみに、ほとんど日本から仕事でやってきている人ばかりです。
杭州は、上海から南の方へ車で2時間半ほどの場所に位置しています。
行く道中は、こんか感じです。
杭州ツアーの目的は、王澍の建築を見る事です。
王澍は、中国の杭州に本拠地を置き建築家としての活動を行っています。2012年には、プリツカー賞を中国で初めて受賞をしました。ちなみに、プリツカー賞は「建築のノーベル賞」で1年に1人しか受賞できない賞でもあります。
王澍(Wangshu) − 中国美术学院象山校区(China Academy of Art)
中国美术学院象山校区は、芸術大学でキャンパスのほとんどを王澍が手がけています。
キャンパスは1期から3期まであって、それぞれかなり特徴があります。
王澍の建築の特徴として、古い瓦や木材、竹、版築など、その土地にある素材や廃材を利用されて、その土地でしかできない建築として計画されています。
初期のキャンパスは、2002年の設計ではあるのですが
どことなく古くささを感じるような素材や形態で、インドにあるコルビジェの建築のような雰囲気がありました。
チャンディガールのような感じでした。
(実際は見ておらず、写真の知識だけですが...)
中期のキャンパスは、表層にレンガや瓦の廃材を使われており、この手法が王澍の1番よく見られる手法なのではないかと思います。
後期のキャンパス
木材を組み、壁の素材は、竹や版築を利用してかなり奇麗に建てられています。
王澍っぽさは、あんまり無いような気もしますが...
David Chipperfield − 良渚文化博物館(LiangzhuCulture Museum)
こちらの博物館は、中庭の空間、建物自体の施工精度(かなりきれいに建てられていました)など色々書きたい所ですが...
明日課題の中間発表があるのまた後日、内観やディテール、ツアーを振り返ってブログに書きたいと思います。
やばっ急いで準備せねば!!!
13日目:インターン
2週目の金曜日を終えました。サマプロも半分で折り返しです!
毎日内容が濃い1日で、見るもの新鮮やし、所員もいい人ばかりやし
充実した日々を過ごせています。
午前中のサマレクで、最後のレクチャーでKMSの昨年竣工した広州のプロジェクトのお話を聞きました。規模は、15万㎡の工場だった建物を、オフィスや博物館、商業施設にするプロジェクトです。
このように、中国は現在バブル期で、政府やデベロッパーの開発に加え、一般の企業もデベのように敷地の開発を行ったりするため、様々な場所で土地の開発が行われています。しかし、すべての工事がスムーズに行くというものではなく、工事が途中で止まったり、プロジェクトが中止になったり、違う設計会社に依頼をしたりと・・・
そしてクライアントは、派手さを好む人が多く、かっこいい形態や、装飾や電飾、看板など、とにかく目立つ建築にしたいという依頼が多いのも現状のようです。だから上海のような高層建築に広告が全面にあったり、光を放っていたりする建物が多いのだろうと思った。
2週目のサマレクを通じて、KMSのプロジェクト、中国の建築事情、プレゼンの方法、プロジェクトの流れなど理解できたのが良かったです。
夜ご飯は、事務所の方と一緒に火鍋に行きました。
味はもちろんおいしいのですが、過剰なサービスを売りにしていて、
トイレに行った際に蛇口をひねって、水を出してくれる係
麺を延ばすパフォーマンスをしてくれたりとユニークなお店です。
ここでは、小野さんや穴井さんから色んなお話が聞けて良かったです。
12日目:現場見学
午前は、サマレクでKMSの事務所の近くにある改修物件の紹介があった後
現場見学に行きました。
まさか、現場を見れるなんて思っていなかったので少しテンションが
あがっちゃいました。
元々サウナだった建物を、創意園にコンバージョンする計画です。
現在は構造躯体のみになっており、アトリウムにする場所の配筋を抜いていたりしています。大梁・小梁の太さが同じのようです。今後は、構造補強を行う予定みたいです。
完成後の姿も、見れるといいなー!!
屋上には、いろいろ小さい建物が建っていました。
海外っぽいですね。ここでは、現場で作業する人が住んでいるみたいですが
家具の置き方...いろいろ面白いですね。
現場見学を行っているとき、乗っていたエレベーターが急に止まるという現象が置きました。かなりビビりましたが、5秒後くらいに動いたのでよかったぁ
15:00~18:00
第2回 即日設計 「KMS office」の提案
事務所の内部空間の提案を行いました。
やはり、3時間はきついですね...
サマプロの中では、チョウさんの提案が良かったので是非チョウさんのブログで!!
即日終わって、 講評を行いました。
これからは、最終課題に向けてとインターンシップの作業をおこなっていきます。
19:30に作業を終えてみんなで外灘へ行きました。
夜の外灘は、お洒落ですね。しかも欧米の方も多いし
ちょっとマンハッタンに行きたくなりました!!
10、11日目:課題にむけて
10日目
いよいよデスクワークが本格的に始まりました!
どうやら、今週はあまり外に出ない予定ですが先週と比べて
あまり暑くないです。どうやら暑さが少し収まったみたいです...
午前中のサマレクでは、KMSのプロジェクト紹介で
規模が8万㎡とか12万㎡。
あまりに大きすぎてスケ−ルが検討もつかないです。
レクチャー後は、課題について取り組みました。
上海での設計スピードに慣れると言う事で、1時間で対象敷地の
A3のプレゼン資料を作成。
いかに効率良く、アウトプットができるかが試されます。
このスピード感は、コンペ提出間際のような感じですね!
1時間で本番の時に使える資料を作成するというのが目的ですが、ちょっとまだ修正が必要です。あと、慣れないスケッチアップは少しずつ覚えてきたのですが、まだ全然やから早く追いつかねば!
短時間で調べた情報を、すぐに共有しあうために伝えていきます。
ちなみにこれはサマプロのボクからみた事務所風景です。かなり開放的〜
学校の製図室よりも広く、天井も高いのでリラックスして作業ができます。
11日目:即日設計
午前中は、前の日に続きKMSのプロジェクト紹介。
実際のプレゼン資料を使っての説明なので、とても面白く色々知る事が出来ます。
その後、インターンシップで「イメ写探し」をやりました。
「イメージ写真」の略称で、海外でプレゼンする場合は
とても重要な素材という事で、いろんなサイトを利用して探しました。
15:00〜18:00まで即日設計、その後講評を行います。
テーマ「低層部のファサード検討」
3時間でPPT2枚
迷っている暇はないので、手を動かさないと終わらないです。
1枚目 パース
2枚目 詳細説明+イメージ写真
sketch upをイメージ通りに、形態や表現するのは
もう少し時間かかりそうです...
講評は、サマプロ生や事務所の方を含めこのような感じで意見を出し合います。
これらをブログにまとめて1日終了です。
ブログにも時間かかるので、効率良く作業しないとブログ更新も溜まっていくので
気合い入れやんと。
明日も即日設計なので、今回よりもいいのをつくりたいな!!
初の休日は
前の、土日は上海来てから初めての休日でした。
しかし金曜日の夜にお酒を飲み過ぎて、土曜の半分はゆっくり寝ていました。
午後からは、サマプロみんなでお出かけです!
フィールドワークは、2つに分かれて行動していたので
みんなで出かけるのは初めてなんですよ。
日曜日は、早起きして高速鉄道に乗り蘇州へ行きました。
この高速鉄道がかなり安くてビックリ!
しかも蘇州は、世界遺産のお寺や庭園があるってことでかなり賑わっていました。
強引な客引きも、駅の改札の目の前にいるという...
世界遺産とか、郷土料理っぽい食堂とか色々行きました。
最後の食堂は美味しかったのですが、店中に臭豆腐の匂い漂っていました。
帰国するまでには、食べてみようと思います!