14日目:杭州ツアー
昨日は、KMS主催の杭州バスツアーに参加させていただきました。
上海にいる建築関係者30名くらいの大所帯で行きました。ちなみに、ほとんど日本から仕事でやってきている人ばかりです。
杭州は、上海から南の方へ車で2時間半ほどの場所に位置しています。
行く道中は、こんか感じです。
杭州ツアーの目的は、王澍の建築を見る事です。
王澍は、中国の杭州に本拠地を置き建築家としての活動を行っています。2012年には、プリツカー賞を中国で初めて受賞をしました。ちなみに、プリツカー賞は「建築のノーベル賞」で1年に1人しか受賞できない賞でもあります。
王澍(Wangshu) − 中国美术学院象山校区(China Academy of Art)
中国美术学院象山校区は、芸術大学でキャンパスのほとんどを王澍が手がけています。
キャンパスは1期から3期まであって、それぞれかなり特徴があります。
王澍の建築の特徴として、古い瓦や木材、竹、版築など、その土地にある素材や廃材を利用されて、その土地でしかできない建築として計画されています。
初期のキャンパスは、2002年の設計ではあるのですが
どことなく古くささを感じるような素材や形態で、インドにあるコルビジェの建築のような雰囲気がありました。
チャンディガールのような感じでした。
(実際は見ておらず、写真の知識だけですが...)
中期のキャンパスは、表層にレンガや瓦の廃材を使われており、この手法が王澍の1番よく見られる手法なのではないかと思います。
後期のキャンパス
木材を組み、壁の素材は、竹や版築を利用してかなり奇麗に建てられています。
王澍っぽさは、あんまり無いような気もしますが...
David Chipperfield − 良渚文化博物館(LiangzhuCulture Museum)
こちらの博物館は、中庭の空間、建物自体の施工精度(かなりきれいに建てられていました)など色々書きたい所ですが...
明日課題の中間発表があるのまた後日、内観やディテール、ツアーを振り返ってブログに書きたいと思います。
やばっ急いで準備せねば!!!